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お掃除。

2010年01月26日
本当にたまになのだが
お掃除を頼まれることがある。

お掃除と言っても、所謂 掃除機をかけたり
雑巾がけをしたりするのではない。



当たり前だがお寺は人の最期を見送る機会が多い。

ハワイでは日本からの移民が
お寺の屋台骨になっている場合がほとんどなのだが、
現在、3世、4世が中心になっている時代。

そんな中、ハワイで生まれた後、日本で教育を受け
そしてハワイに再び戻ってきた「帰米2世」や
日本からハワイに嫁いできた方なども案外多い。

また、日本の経済発展とともにビジネスチャンスを求めてきた人
フラなどのハワイの文化を学びに来た人
ハワイに魅せられてやって来た人
国際結婚によってやって来た人といった
多くの新1世と呼ばれる人たちもいる。



日本語に長けた日本人(当たり前か)の家には
やっぱり日本語の本やら日本の物がどうしても増えてくる。

しかし残念なことに本人が亡くなってしまった後は
それらを理解できる人が家族の中にいない場合がある。

そんな時にお呼びがかかるのだ。


「何これ?」から始まって

「捨ててもいい?それともお寺でお焚きあげ?」

「どうやって使うの?」

「なんて書いてあるの?」

こんなやりとりを延々続けるのである。



こちらの人にとって、自分が価値を見いだせなければ
かなりゴミに近い存在になってしまうようだ。
日本人でありながら日本人とは少し異なる感覚なのだ。

もちろん全員が全員ではない。
故人との関係等、様々な条件があるのは承知のこと。
ステレオタイプに「欧米人は」と言ってはならない。



万葉の昔から人が触れた物には
その人が宿ると日本では考えていた。

「形見分け」も本来その人の「思い出の品」としてではなく
その人がそこに「存在している」という考えのもと
有縁の方に分けていたのだ。




いつまでも全てを保存することはできない
が、あまりにも軽々に捨て去るのは
ちょっと気が引けてならない。

これは僕の嫌いな仕事の一つ。
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